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iDeCoと積立NISAと退職金で老後資金を確保する

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必要な老後資金の額

先日、金融庁が老後資金として2千万円が必要であるとの報告をしました。夫婦で2千万円らしいです。
もっと必要だという意見もあるようですが、とりあえず、60歳時点で2千万円を確保することを目標とします。

老後資金2千万円をどう確保するか

自分は年功序列型賃金の中小企業に勤務しており、30歳時点の年収が350万円でした。40歳時点では、400万円程度だと見込んでます。50歳時点で500万円いけば良い方かなという感じの賃金体系です。
現在は子供一人の3人家族で、妻も正社員で働いています。自分の収入では家族を養うには不十分で、子供の保育費用や食費は妻に負担してもらっています。
ただ、老後資金2千万円は自分一人で確保することを目指します。

そこで、何を利用するかですが、今回の計画では3つの制度を利用します。

①職場の退職金
②iDeCo
③積立NISA

この3つで何とか、老後資金2千万円を確保したいと考えています。

職場の退職金をいくらと見込むか

自分の職場の規模としては中小企業ですが、倒産といったリスクは低い職場です。職場は健康診断を扱う公益社団法人で、法律で健康診断を受診する義務がある限り存続可能だと考えます。
従って、今回の計画では、自分が60歳まで勤務する前提で考えます。

そうすると、基本給次第なのですが、退職金は少なく見積もっても

900万円以上

が見込めます。

ということで、iDeCoと積立NISAの2つを利用して1100万円を確保する必要があります。

iDeCoでいくら確保するか

iDeCoという制度については公式サイトがありましたので詳しくは公式サイトを読まれてください。

ざっくりまとめると

20歳~60歳未満の方が60歳に達するまで加入できる
・毎月の掛金は5000円~上限あり
掛金は全額所得控除の対象となるため年末調整で還付金が見込める。
・途中で掛金を引き出すことが出来ない
・運用先は自分で選択する
元本は保証されない

といった内容です。

やはり、注意点としては満期が来るまで取崩しが出来ないことです。実際に銀行でも注意事項として説明を受けました。途中で引き出せないので、絶対に無理した金額を設定してはいけないようです。

ちなみにですが、銀行員の方が説明する際に、色々な金融商品の10年後の運用益をまとめた一覧表を見せてくれました。
大体、110%~140%という運用益を出しており、元本割れをした商品というのはありませんでした。10年かけて100万円積立てたとしたら、110万円~140万円になって戻ってくるという感じです。ざっくり言うと。本当は手数料が毎月数百円掛かるのでもう少し少なくなるそうです。手数料はかかるのですが、毎年所得税が戻ってくるので実質は0円のような感じらしいです。また、年利で言えば、0.7%~2.0%程度で運用されるイメージです。堅実な資産運用という感じがしますね。

さてこのiDeCo。

重要な要素として、

60歳までしか加入できないという時間制限がある。

ということがありますので、無理のない掛金でまとまったお金を得るには可能な限り早く加入する必要があります。

ということで、2019年現在、私は32歳になりますので、時間を無駄には出来ない状態です。iDeCoに関しては、すぐに始めようと思います。28年間加入することを想定して簡単に受取額をシミュレーションしてみます。

掛金は、5,000円、8,000円、12,000円を考えます。
最終的に、110%~130%のいずれかで運用されることを想定します。
加入期間については、20年、25年、30年、35年、40年、28年を想定します。
所得税は10%としますので、掛金の10%が毎年還付されると想定します。

掛金5,000円の場合(還付金は毎年6,000円)

加入期間 累計掛金 110% 120% 130%
20年 1,200,000円 1,320,000円 1,440,000円 1,560,000円
25年 1,500,000円 1,650,000円 1,800,000円 1,950,000円
30年 1,800,000円 1,980,000円 2,160,000円 2,340,000円
35年 2,100,000円 2,310,000円 2,520,000円 2,730,000円
40年 2,400,000円 2,640,000円 2,880,000円 3,120,000円
28年 1,680,000円 1,848,000円 2,016,000円 2,184,000円

掛金8,000円の場合(還付金は毎年9,600円)

加入期間 累計掛金 110% 120% 130%
20年 1,920,000円 2,112,000円 2,304,000円 2,496,000円
25年 2,400,000円 2,640,000円 2,880,000円 3,120,000円
30年 2,880,000円 3,168,000円 3,456,000円 3,744,000円
35年 3,360,000円 3,696,000円 4,032,000円 4,368,000円
40年 3,840,000円 4,224,000円 4,608,000円 4,992,000円
28年 2,688,000円 2,956,800円 3,225,600円 3,494,400円

掛金12,000円の場合(還付金は毎年14,400円)

加入期間 累計掛金 110% 120% 130%
20年 2,880,000円 3,168,000円 3,456,000円 3,744,000円
25年 3,600,000円 3,960,000円 4,320,000円 4,680,000円
30年 4,320,000円 4,752,000円 5,184,000円 5,616,000円
35年 5,040,000円 5,544,000円 6,048,000円 6,552,000円
40年 5,760,000円 6,336,000円 6,912,000円 7,488,000円
28年 4,032,000円 4,435,200円 4,838,400円 5,214,600円

私の場合、職場が企業年金基金に加入してるため、掛金12,000円が上限になります。
今から毎月12,000円の掛金は収入的にきついので、5,000円か8,000円が選択肢として考えられます。掛金が3,000円違うと私の場合、100万円以上違ってくるというのが表にまとめてみて意外でした。今回8,000円で運用を開始してみようと思います。

つまり今回の場合は、28年かけて約300万円の老後資金をiDeCoを使って確保することを目指します。

さすがに鹿児島は田舎ですので、資産運用というのは身近な話題ではないし、職場でiDeCoをやっている方は一人しかいません。でも、このiDeCoはデメリット(元本保証なし、途中で引き出せない)よりも、メリットの方が大きいと考えています。

運用状況を定期的に報告致しますので、これから加入される方は参考にされてください。

それにしても、40年間上手く運用出来れば、例え少額の掛金でも大きな老後資金になりますね。

積立NISAは次回にします。

この記事では、私がiDeCoの途中経過を報告するごとに、読んで下さる方に価値がある記事になっていくと信じております。
中小企業に勤務する以上、潤沢な老後資金を得るには、リスクを理解して将来のリターンを得る戦略が絶対に必要です。

自分の記事が老後資金を形成する後押しとなれることを願っております。

次は、もう一つの制度である積立NISAについて、書こうかと思うのですが、これはやや仕組みに癖がありそうなことと、最大限活用するにはお金のストックが必要と考えるので、実際に運用するのは2年ほど先になると思います。それでも、紹介程度の記事を書く予定です。

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